FAT LOOP official. HIPHOP classics revived in modern acoustic sound.

FATLOOP -Just Another Case-

新ステージ突入を告げる待望の第3弾

FATLOOP -Just Another Case-

FAT LOOP -JUST ANOTHER CASE- / '09.june / FRCD-191



Track List

*曲名をクリックすると楽曲毎の紹介へ進みます

01. Tru Master (Pete Rock)
02. Just Another Case (CRU)
03. Me Or The Papes (Jeru the Damaja)
04. Touch The Sky (Kanye West)
05. The Light (Pharoahe Monch)
06. Interlude a.k.a PSA (JAY-Z)
07. Hip Hop Is Dead (NAS)
08. The Champ (Ghostface Killah)
09. Jam (A Tribe Called Quest)
10. Game Plan (Lord Finesse)
11. Otha Fish (The Pharcyde)

All tracks performed by "FAT LOOP SPECIAL SESSION BAND"

Trial listening

*左端のプレイボタンで試聴できます。

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 FAT LOOP -Just Another Case- Trial listening
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ライナーノーツ

 今度のFAT LOOPが〈なにか違う〉ことは、勘のいい人であれば音を聴く前、トラックリストを確認するだけでも察知できると思う。
 もちろん、ヒップホップ・クラシックをライヴ・アレンジで再現するという基本コンセプトは今までどおりなのだが、選曲の基準がこれまでとは明らかに異なっている。
 それは従来の〈90年代縛り〉が解かれて2001年以降の楽曲も積極的に採用されていることもそうなのだが、なんというか、過去2作と比べて選ばれているクラシックのタイプがまったく違うのだ。
 比較的オーソドックスな名曲選だった前作前々作に対し、今回はぐっと玄人好みに振れたセレクション。だがそれは単にマニアック志向に走ったわけでもなければスノビッシュな視点を伴ったものでもなく、FAT LOOPでリメイクする意義やアルバムのトータル性を追求していった結果にたどり着いた選曲、との印象が強い。クルー“Just Another Case”、ファロア・モンチ“The Light”、ジェルー・ザ・ダマジャ“Me Or The Papes”、ア・トライブ・コールド・クエスト“Jam”、ロード・フィネス“Game Plan”(同じデオダード“San Juan Sunset”ネタのルーペ・フィアスコ“Paris Tokyo”を意識した?)など、なによりもループの心地よさを魅力とする楽曲を軸に据えながら、ジェイ・Z“Public Service Announcement”やNAS“Hip Hop Is Dead”、カニエ・ウェスト“Touch The Sky”、ゴーストフェイス・キラー“The Champ”といったロック的なダイナミズムを持つナンバーを要所に挟み込んだ全11曲。
 これは間違いなくアルバムとしての完成度を強く意識した構成で、旧作では見られなかった傾向だ。
 この第3弾がなぜこういう方向性の作りになったのかというと、それはFAT LOOPの体制が大きく様変わりしたことに起因している。
 鼓響とHEAVYLOOPERSseSSionの2組で収録曲をわけあっていた従来のフォーメーションから一転、今回からは鼓響のメンバーを中心にTOMOHIKO(ex-SUPER BUTTER DOG/HEAVYLOOPERSseSSion)を加えた5人ですべての演奏/制作を手掛けているのだが、さまざまなミュージシャンの集合体である<プロジェクト>からひとつの意志を持った<バンド>へと変貌を遂げたことにより、一本の筋が通ったトータル性の高いアルバム作りが可能になったのだ。
 そのすばらしい成果のほどは、聴いてみてのとおり。FAT LOOPのアイデンティティが<ヒップホップ・クラシックのリメイク>にあることはこの先も変わらないのだろうけれど、プロジェクトでは得られないバンドならではの強靭な生命力と推進力を手に入れた現在、もはや彼らにとって取り上げる曲の有名無名はさほど重要な要素ではないのかもしれない。
 膨大な試行錯誤と紆余曲折を経て、カヴァー・プロジェクトの枠から大きな一歩を踏み出したFAT LOOPの本領発揮はまさにこれから。メンバーが固定/少人数化されたことにより、今後はライヴ活動にも大いに期待できそうだ。

by 高橋芳朗(ZELIG)

Musicians

FAT LOOP SPECIAL SESSION BAND

TAKE a.k.a. Tea / Guitar
Keyco、 RINO LATINA Ⅱ、Hab I Scream、Eli(元Love Tambourines)などのライブをサポートする傍ら、565、般若、Rude Boy FaceのトラックやTVCMの音源制作なども多数手がけながら、Incognito、鈴木勲、HIFANA、Clarence Palmer、Marc de Clive Lowe、DJ YUZE、 Loop Session等のレコーディングにも参加。

TOMOHIKO a.k.a. HEAVYLOOPER / Bass
Rhymester、 RUB-A-DUB MARKET、野宮真貴、michelleなどのアルバムにベースで参加。 POW WOWのアルバムでは、サウンドプロデュースを担当。都内のクラブを中心にDJとしても活躍中。元Super Butter Dogのベーシスト。

小森耕造 / Drums
東京生まれ。ニューヨーク、神戸、ミシガン育ち。高校生の時にロックバンドを結成するが、大学入学時に帰国し、都内のライブハウスで活動を開始。ジャンル問わず、楽しい音楽を模索。Port Scape、JUJU、Boy-Ken、大日向はるこなどのサポートを経て、現在はKeyco、さかいゆう、RINO LATINA Ⅱ、uni-birth、Zycosなどのバンドで活躍中。

佐久間淳 / Keyboards
仙台出身。上京後にピアノの修行を積む傍ら、多彩なバンド・アーティストとのセッションを重ねて、現在に至る。
Keyco、RINO LATINA Ⅱ、Rustic Renaissance、uni-birth、Freeasy Beats、小林香織などのライブをサポート。

森田修史 / Sax
幼少の頃より両親の影響で様々な音楽に触れ、中学校入学後サックスを初めて手にする。98年、短期渡米時にニューヨーク・ハーレムの教会で生活に根差した本物の音楽に触れ、帰国後から本田竹広、鈴木勲など様々なジャズミュージシャンのセッションへ参加。「FAT LOOP vol.1」のレコーディング後に鼓響へ正式加入。

ゲストミュージシャン

Latyr Sy(ラティール・シー)/African Percussion
http://www.latyrsydiaspora.com
セネガル出身。5歳からアフリカンドラムを始める。1988年トラディッショナル・パーカッション・バンド「AFRICA DJEMBE」を結成しソリスト、リードボーカル、リーダーとして活躍。ネルソン・マンデラ・コンサート、ゴレ国際パーカションフェスティバル、サッカーアフリカカップ開会式典や、サッチャー首相、ミッテラン大統領等の歓迎式典など、世界各国の公式式典で多数演奏。
1995年来日後、1996年自らのパーカッショングループ「AFRICA SUNU XELCOM」を結成。またパーカッショニストとして白井貴子、オリジナル・ラブ、Bird、林明日香、玲葉奈など多くのアーティストのライブツアーやレコーディングに参加。最近ではstudio apartmentの新曲「SIARRE」にも参加している。民族音楽、ラテン、ジャズ、ロックから日本の古典楽器に至るまでの幅広いジャンルで活躍中。

丈青(SOIL & “PIMP” SESSIONS)/Keyboards
http://www.joseipiano.com
広島県出身。3才の頃からクラシックピアノをはじめ始め、1997年、ニューヨークに渡米。本場のジャズやファンクに衝撃を受けてジャズピアノに転向。東京を中心に各地のライブハウスに出演。2004年、SOIL&"PIMP"SESSIONSでメジャーデビュー。いまや日本のみならず世界のジャズシーンで活躍中。SOILの他、J・A・M、JUA等で活動する中、J-pop・Jazz・Hip hopなど様々なレコーディングに参加している。